ご報告
会員向けにはすでに報告済みですが、 ＦＣが３０周年を迎えたおめでたいときなのに、残念な報告をしなくてなりません。 会誌に掲載した会員の作品（小説）に、 ネット上から盗作した作品があることが発覚し、 投稿主に説明を求めましたが、納得の行く回答を得ることが出来ず、 最終的にその会員を強制退会の処分としました。 □■□■□ 事の発端は、会誌に掲載されている小説が、 とある００９二次創作小説サイトに掲載されている作品に酷似しているようだと、 いつもコミケで会誌を買ってくださる会員外の方から、 メールで指摘があったことでした。 こちらでもそのサイトを確認した上で、 当該会員へ事の真意を問い正してみたところ、 「そんなサイトが有る事を知らなかった。自分で似ている物が無いかどうか十分確認せずに投稿してしまったので、このようなことになってしまいました。今後は投稿する前に十分似ている物が無いか確認をした上で、投稿させて頂きます。（一部略）」 との返信が来ました。 しかし、その会員が投稿した小説全６作品のうち、４作もが某サイトの作品に 構成はおろかセリフやタイトルまで同じ という状況ではその説明に納得できるわけもなく、 また、会員外を含めた数名にも確認してもらいましたが、 やはり誰の目にも酷似は明らかで、 初出の時期からしても会員が盗作した可能性が限りなく高いと判断。 それらを踏まえて再度回答を求めたことに対する返信は 「小説の書き方を練習する為に、他のサイトに掲載されていた物を元にして練習をしていました。それらの作業を繰り返していくうちに小説の書き方が何となく分かって来たので、自分でも小説を書いて投稿してみたくなり、出来上がった物を今まで投稿させて頂いていました」（一部略） と、 故意による盗作ではなく あくまでも「不注意で」同じものが出来てしまっただけという やはり自分の非をはっきりとは認めないものでした。 何度も「盗作」の投稿を繰り返していること、 最初は「知らなかった」と嘘を言ったこと、 そしてその後の不誠実な対応からＦＣ会員の資格無しと判断し、 7月末日付けでその会員を強制退会としました。 いままで、その元会員が会誌に投稿した作品は６作品、 １１５号『Make a vow』 １１７号『リビングにて』、『月夜の晩に』 １１９号『凍った闇』 １２０号『音楽の夕べ』 １２２号『Sous le ciel de Paris １』 状況から見て全てが盗作である可能性が非常に高く、 そのため、ＦＣとしては彼の作品は全て盗作と判断し、 先日のコミケで販売する際には、該当ページを封印して販売させていただきました。 なお、４作品の盗用を受けたサイト管理者の方（小説の執筆者）には 会誌を送付して状況を確認していただき、 ＦＣとして謝罪をいたしました。 □■□■□ 過去にも問題を起こして退会処分となった会員がいましたが、 記憶ではなく『会誌』という形に残るものに対し、 何度もみんなを裏切った行為をしていたという点で、 いままでになく悪質であると私は考えます。 今後もこのような問題行動に対して、 ＦＣでは断固とした処置をとりたいと思っています。
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